Python入門【if文の使い方(条件分岐)】

こんにちは、ミナトです。

「条件に応じて処理を切り替えるにはどうしたらいいの?」

このような場合はif文を利用します。if文を使うことで条件によって処理の内容を分けることができます。

今回はPythonで条件分岐を扱うif文の使い方について紹介します。

条件に応じて処理を切り替えるにはどうしたらいいの?
Pythonで条件分岐を行うにはif文を使うんや!
今回はif文の使い方を紹介していくな😆
以下のような方を対象としています
  • if文の使い方を知りたい
  • Pythonでプログラミングを学びたい

if文の使い方

条件に応じて処理を分けることを条件分岐といいます。
Pythonで条件分岐を行うにはif文を使います。

if文の書き方

if文の書き方

if 条件式:
 処理ブロック

if文ではまず条件式を書きます。条件に合致した場合に実行する処理はインデントして記述します。

x = 11

if x > 10:
    print('10より大きい')

## 出力
10より大きい

else文の書き方

else文の書き方

if 条件式:
 処理ブロック
else:
 処理ブロック

if文の条件に一致しなかった場合の処理を定義するためにはelse文を利用します。

x = 10

if x > 10:
    print('10より大きい')
else:
    print('10以下です')

## 出力
10以下です

elif文の書き方

条件を複数定義するためにはelif文を利用します。

elif文は任意の件数登録できます。
また、if文・elif文は上から順番に評価され最初に条件に合致したブロックの処理が実行されます。

x = 5

if x > 10:
    print('10より大きい')
elif x == 5:
    print('5です')
else:
    print('10以下です')

## 出力
5です

if文のネスト

if文はネストして記述することも可能です。

x = 5
y = 15

if x > 1:
    print(x)
    if y > 10:
        print(y)

## 出力
5
15

比較演算子と論理演算子

比較演算子

aとbが等しい

a == b

aとbが異なる

a != b

aがbより小さい

a < b

aがbより大きい

a > b

aがb以下

a <= b

aがb以上

a >= b

論理演算子

論理演算子を用いて複数の条件を組み合わせることができます。

and(かつ)

指定した条件の両方に合致した場合にTrueとなります。

条件1 and 条件2 ・・・

以下の例ではaとbの両方が5より大きい場合は、Trueと表示しています。
aとbの値を書き換えてどのように出力が変化するか確認してください。

a = 10
b = 10

if a > 5 and b > 5:
    print('True')
else:
    print('False')

or(または)

指定した条件のいずれかに合致した場合にTrueとなります。

条件1 or 条件3 ・・・

以下の例ではaかbのいずれかがTrueの時にTrueと表示しています。

a = 1
b = 4

if a > 5 or b < 5:
    print('positive')
else:
    print('negative')

inの使い方

値が含まれるかを調べるにはinを利用します。
以下の例ではリストlの中にx(5)が入っているかどうかをチェックしています。

l = [1, 3, 5]
x = 5
if x in list:
    print('exist')

## 出力
exist

notの使い方

条件を反転するためにはnotを利用します。
以下の例では、リストにxが含まれていないかどうかをチェックしています。

l = [1, 3, 4]
x = 5
if x not in l:
    print('not exist')

## 出力
not exist

また、notはin以外の条件式にも利用できます。

x = 10
y = 5
if not x == y:
    print('not x = y')

isShow = False
if not isShow:
    print('表示しない')

## 出力
not x = y
表示しない

isの使い方

Pythonでは値に何もセットされていない状態をNoneで表現します。他の言語を扱ったことがある方はnullなどを見たことがあると思いますが、それと同じと思っていただければ大丈夫です。

if文でNoneかどうかをチェックするためには、isを利用します。

x = None
if x is None:
    print('Noneです')
else:
    print('Noneではありません')

## 出力
Noneです

値が入っているかどうかを判定

if文を利用することで変数に値が入っているかどうかをチェックすることができます。

False, 0, 0.0, '', [], (), {}, set()など何も値が入っていないデータはFalseとみなされます。
例えば、以下のようにif文の条件に0をを指定した場合、0はFalseとして扱われます。

# これらはFalse扱い
# False, 0, 0.0, '', [], (), {}, set()

x = 0
if x:
    print('True')
else:
    print('False')

## 出力
False

まとめ

今回はPythonで条件分岐を行うための、if文について紹介しました。

復習となりますが、if文の特徴は以下の通りです。

if文の特徴
  • 特定の条件で実行される処理を切り替えることができる
  • 変数の中に値が入っているかをチェックできる
  • else、elifを利用して複数条件を定義することができる
  • and・orで複数の条件を組み合わせることができる

if文を用いた条件分岐はPythonでプログラミングを行う上で頻繁に利用しますので、使い方をしっかり覚えるようにしましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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