Python入門【基本的な使い方(変数、数値、文字列)】

こんにちは、ミナトです。

「Pythonを学びたいけど、独学で学べるの?」

と悩まれていませんでしょうか?

そんなあなたのために今回はPythonの基本を学べるコンテンツを作成しました。
第一回目は、Pythonの基本的な使い方として、変数、数値、文字列の扱いについてご紹介します。

Pythonを勉強したいんだけど、独学で学べるかな?
大丈夫!プログラミングは独学でも学べるで!
これからPythonの基本を解説してくので、学習する際の参考にしてくれると嬉しいな!

以下のような方を対象としています
  • これからプログラミングを学ぼうとしている初心者
  • 他の言語は経験があるが、Pythonは初めて利用するという方
  • Pythonの基本的な使い方を知りたいという方

Pythonを実行する環境がない方は以下の記事を参考に環境構築を行ってください。

Python入門【学習用ローカル環境の構築(Mac編)】

2021年6月12日

Pythonの基本的な使い方

変数を使う

変数の定義

変数はデータを入れる箱のようなものだと考えてください。
変数名を指定して、データを代入したり、取り出したりできます。

変数の定義は以下のように行います。

変数名 = データ
# 変数の定義
num = 100
name = 'Minato'

# コンソール出力
print(num)
print(name)

## 出力結果
100
Minato

数値を使う

四則演算

Pythonでは、数値どうしや数値と変数を組み合わせて計算ができます。

四則演算
  • 値の足し算には+を利用します
  • 値の引き算には-を利用します
  • 値の掛け算には*を利用します
  • 値の割り算には/を利用します
  • 剰余を計算するには%を利用します
  • 累乗を計算するには**を利用します

数値の計算を行うには以下のように記述します。

計算の優先順位を決めるには数学と同じで()を利用します。
例: (50 - 5) * 4

print(5 + 2)
print(10 - 5)
print(3 * 4)
print(10 / 2)
print(17 % 4)
print((50 - 5) * 4)
print(5 ** 2)

## 出力結果
7
5
12
5.0
1
180
25

変数を利用した計算は以下のように記述します。

num1 = 100
num2 = 20
num3 = num1 + num2

print(num1 + 30)
print(num1 + num2)
print(num1 - num2)
print(num1 * num2)
print(num1 / num2)
print(num3)

## 出力結果
130
120
80
2000
5.0
120

10.0のように.をつけるとfloat型(浮動小数)として扱われます。

num1 = 10
num2 = 10.0

print(type(num1))
print(type(num2))

## 出力結果
<class 'int'>
<class 'float'>

複合演算子

複合演算子を利用することで、計算と変数への代入を一度に行うことができます。
例えば、nが10の時、n += 2とするとnに12が代入されることになります。

複合演算子
  • +=・・・足し算して代入
  • -=・・・引き算して代入
  • *=・・・掛け算して代入
  • /=・・・割り算して代入
  • %=・・・剰余を計算して代入
n = 10
n += 2
print(n)

n = 10
n -= 2
print(n)

n = 10
n *= 2
print(n)

n = 10
n /= 2
print(n)

n = 5
n %= 3
print(n)

## 出力
12
8
20
5.0
2

文字列を使う

文字列の定義

Pythonで文字列を扱うには、文字列を""(ダブルクォーテーション)もしくは''(シングルクォーテーション)で囲います。

s1 = 'test1'
s2 = "test2"

print(s1)
print(s2)

## 出力結果
test1
test2

文字列の中で'を利用したい場合は""で囲います。
もしくは、'の前に\(バックスラッシュ)をつけます。

逆に文字列の中で"を利用したい場合は''で囲います。
もしくは、”の前に\(バックスラッシュ)をつけます。

s1 = "I don't Know."
s2 = 'I don\'t Know.'
s3 = 'He say "I don\'t Know."'
s4 = "He say \"I don't Know.\""

print(s1)
print(s2)
print(s3)
print(s4)

## 出力結果
I don't Know.
I don't Know.
He say "I don't Know."
He say "I don't Know."

文字列の結合

+を利用することで文字列を結合できます。

print('AAA' + 'BBB')

## 出力
AAABBB

同じ文字列を複数表示

*を利用することで同じ文字列を複数表示できます。

print('hello' * 3)

## 出力
hellohellohello

文字列の改行

改行を行うには\nを利用します。

s1 = "こんにちは。\n元気ですか?"
print(s1)

## 出力
こんにちは。
元気ですか?

\nを文字列として出力したい場合は、r'文字列'とします。

s1 = r'C:\name\name'
print(s1)

## 出力
C:\name\name

"""で囲うことで複数行のテキストに自動で改行を入れてくれます。

s1 = """
こんにちは!
今日は晴れですね。
洗濯をしよう!
"""

print(s1)

## 出力

こんにちは!
今日は晴れですね。
洗濯をしよう!

上記の例だと前後に改行が入るので、前後の改行をなくすためには以下のように書くこともできます。

s1 = """\
こんにちは!
今日は晴れですね。
洗濯をしよう!\
"""

print(s1)

文字列のインデックス

文字列の中から一文字を取り出す場合はインデックスを指定します。
インデックスは0から始まることに注意してください。

また、値の後ろからn番目を取り出す場合は、-nのように指定します。
-1が一番後ろ、-2が後ろから2番目となります。

w = w = 'python'
print(w[0])
print(w[1])
print(w[-1])
print(w[-2])

## 出力
p
y
n
o

文字のスライス

Pythonにはスライスという機能があり、取得したいデータ位置の開始と終了を指定することでデータを取り出せます。

[開始位置:終了位置]

文字は指定した開始位置から終了位置-1番目までが取得されることに注意してくだい。

また、開始位置もしくは終了位置のどちらかは省略可能です。
開始位置を省略した場合は最初から終了位置までの値を取得し、終了位置を省略した場合は開始位置から最後までを取得します。

w = 'python'
print(w[0:3])
print(w[2:5])
print(w[2:])
print(w[:3])

## 出力
pyt
tho
thon
pyt

文字列に動的に値をセットする

format()を利用することで、文字列に動的に値をセットできます。
formatの引数に渡した値が、{}に代入されます。

値は複数代入できます。{n}のように引数のindexを指定することで、順番が指定できます。

また、引数に名前をつけて、{引数名}とすることも可能です。

print('My name is {}'.format('Minato'))
print('I like {} and {}'.format('Apple', 'Banana'))
print('I like {1} and {0}'.format('Apple', 'Banana'))
print('My name is {first_name} {family_name}'.format(first_name='Taro', family_name='Yamada'))


## 出力
My name is Minato
I like Apple and Banana
I like Banana and Apple
My name is Taro Yamada

f-strings

動的に文字列に値をセットする際にf-stringsを利用できます。
f-stringsはf''のように記述します。

first_name = 'Taro'
family_name = 'Yamada'
print(f'My name is {first_name} {family_name}')

まとめ

今回はPythonの基本的な使い方を解説しました。

  • 変数の定義
  • 数値の扱い
  • 文字列の扱い

これらの操作はPythonでプログラミングを行う際に必須となる知識ですので、繰り返し復習して慣れてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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